腎臓病対策の基本は食事療法です。腎臓病は症状が進行すると最終的に人工透析が必要となります。また、すでに人工透析を受けている方も症状の進行や合併症を防ぐためにも、食事療法を続けることはとても大切です。腎臓病の食事療法3つのポイントは?1、低タンパク質であること。タンパク質は血液や筋肉をつくる元となる、必要栄養素の一つですが、タンお悪質の代謝によって発生した毒素を腎臓がろ過し、尿と一緒に体外に排泄しています。この毒素発生のもととなるたんぱく質を減らすことが、腎臓の負担を軽減させることになります。日本腎臓学会のガイドラインでは、体重1㎏当たり、0.6~0.8gが推奨されています。(例えば体重60㎏の方であれば、1日36g~48gとなります。)低タンパク質食のポイント。1、制限された中で、できる限り良質なたんぱく質を取る。※良質なたんぱく質とは:動物性たんぱく質は植物性たんぱく質と比べ筋肉や血液を造りやすいので、良質なたんぱく質といわれています。2、タンパク質を減らしてもカロリー(エネルギー)は減らさないこと